vol.13 「栗について」

2012年3月20日 11:07

涼しくなって秋らしくなってきましたね。いよいよ食欲の秋です。
今回は秋の味覚、栗についてのお話です。

 

●栗4000年の歴史
なんと!縄文時代!!縄文時代から食べられているなんてビックリ!?
青森県の三内丸山遺跡では、栗の巨木を柱に使った建造物があり、遺跡の周辺の森は大半が栗の林だったことがわかっています。4000年以上前から食べていたのですね。

 

●ワールドワイドな栗
世界では種類がニホングリ、チュウゴクグリ、西洋グリ、アメリカグリなどがあり、日本では茨城、熊本、愛媛などが主な産地です。品種は丹波、伊吹、筑波、石槌、利平など様々。
イタリアでは「カルダロスタ」(焼き栗のこと)、パリやニューヨークでも各都市の名物となっています。
ちなみにフランスではイガに複数の実が入ったものを「シャテーニュ」、ひとつだけ入った改良種を「マロン」と呼びます。

 

●栄養素たっぷり
主成分は炭水化物(でんぷん)で、種実類(ナッツの仲間)にしては脂質が少ないことで知られています。また、ビタミンA・B群・C・E、葉酸、カリウム、リン、亜鉛、鉄分などのビタミンとミネラルも豊富で、さつまいもに匹敵する量の食物繊維も含まれています。
昔から、広い水田が作れない急峻な山村地域では、飢饉に備えて山の斜面にたくさんの栗の樹を植えたという話が残っているほど、栄養の豊富な食材といえるのです。

 

 

さて、では栗を買うときは…..
見た目は皮にハリ、つや、みずみずしいもの(人間と同じ!?)、濃い茶色でしっかりと膨らみ、重たいものが良いとされています。
外見では分かりにくいのですが、鮮度がどんどん落ちていき、虫に食われてしまったり、実の水分が蒸発してしまうので、早めに処理して保存をすることがおいしく食べる秘訣です。
収穫したての栗を2~3日放置すると表面が白い粉をふいたようになるのは、鬼皮と渋皮の間に産み付けられた虫の卵が幼虫になって活動し始めたためです。
栗の旬は9月~10月です。それ以降のものは貯蔵されたものが出回っています。

 

「桃栗3年柿8年」、毎年栗の時期を待ちわびている私にとっては、辛抱して待つことが大切だと言う、このことわざに納得です….