vol.10 「うなぎについて」

2012年3月17日 11:15

暑い夏にはうなぎ。 やはり、土用の丑の日のイメージが強いのではないでしょうか。
そもそも、土用とは立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間のことで、その中の丑の日(十二支の中の丑)を「土用の丑の日」と呼びます。
丑の日は12日毎に一度回ってきます。年によっては土用の期間に丑の日が二回くるというのは、そのためです。
今年は土用の入りが7月20日で、丑の日は『7月26日』です。

 

 

では、いつから土用の丑の日にうなぎを食べるようになったのでしょう。

 

もともと土用の丑の日には”う”のつくものを食べると夏負けの妙薬になると言われていました。
それが江戸時代末期、エレキテルの発明で有名な平賀源内が、親しくしていた鰻屋に頼まれ、看板に「土用の丑の日」と書いて店頭に掲げたところ、千客万来の大当たりになったことで一気に広がりました。

 

では、本当に鰻は夏バテに効果があるのでしょうか。

 

うなぎと言えば【ビタミンA】です。ビタミンAには、消化器や目の粘膜などを強化する効果があり、他の食材と比べ非常に量が多く、蒲焼き一人前で一日分を摂取できます。また、鰻のビタミンAは特に吸収されやすい性質があります。
その他にもEPAやDHAも豊富に含まれ、動脈硬化などにも効果を期待できます。
さらに、疲労回復のビタミンB2や老化防止のビタミンEも多く含まれており、暑い夏と戦うにはもってこいの食材というわけです。

 

 

食べ方や調理法は土地によって違いがあります。
開き方は、関東では背開きで関西は腹開き。これは、江戸は武士文化が強いため、切腹を連想させる腹開きを嫌ったことからとか・・。
焼き方は、関東では蒲焼きにする際、1度焼いてから蒸し、さらに焼くという手順のためふっくらした食感に焼き上がりますが、関西では蒸さずに焼くので、弾力のある食感を味わうことができます。九州の福岡・柳川では焼いた鰻をご飯の入ったせいろに入れてから蒸します。

 

 

みなさんも自分の好みの鰻の食べ方をみつけて暑い夏を乗り切りましょう!!

 

しかし….もし平賀源内が他の店で看板を書いていたらどうなっていたのでしょうね….??