近年、産地偽装表示やBSE(狂牛病)問題、残留農薬に遺伝子組み換え食品など、毎日の暮らしには欠くことのできない食べ物に関する不安なニュースがたくさん報道されました。

 

食べ物の安全性に対する不安や疑いを少しでも取り除くために、ラベルに書かれている食品表示は欠かせない情報になっています。
食品表示は、JAS法や食品衛生法によって、原産地や名称を明記することが義務付けられていて、アレルギー物質表示や遺伝子組み換え情報、食品添加物など、必要な情報が含まれています。
また、ラベルの食品表示以外にも、パッケージからは、JASマークや特定保健用食品のように品質や機能を保証するもの、その食品の期限表示などが読み取れます。

 

さて、買い物の際に多くの人が気にしている「期限表示」は品質が劣化するまでの食品の流通と保存の期間を示したものです。この表示には【消費期限】と【賞味期限】がありますが、どのような違いがあるのでしょうか?
【消費期限】とは、製造日から約5日以内に品質が劣化して、食べると衛生上の問題が起こりかねないような生鮮食品、惣菜、弁当、調理パンなどの調理済み食品に年月日が記載されています。
【賞味期限】は、比較的劣化しにくい乾物、調味料、加工食品に表示され、製造日からの期限が約3ケ月以内のものは年月日が、3ケ月以上のものは年月日または年月が記載されています。また、品質劣化のしにくいアイスクリーム類、食塩、ガムなどは賞味期限表示を省略することもできます。

 

気をつけたいのは、ラベルの食品表示とは別に商品の特徴などがパッケージに記載されている場合です。
「砂糖不使用」と表示されていても、実際には砂糖の代わりにブドウ糖や果糖を使用している場合があります。
また「カルシウムたっぷり」や「塩分控えめ」などのキャッチコピーは、決められた数値基準を満たし、栄養成分を併記するよう定められています。

 

 

パッケージのキャッチコピーだけではなく、原材料や栄養成分表示もチェックして情報を読み取り、毎日の暮らしに活用したいものですね。

お酒 が「強い」「弱い」と話題にすることがありますが、みなさんは何が要因だと思いますか?
お酒に含まれるアルコールは、胃の中で有害物質の「アセトアルデヒド」に変わります。お酒が「強い」「弱い」は、このアセトアルデヒドを速やかに分解できるかできないかで決まります。
お酒が「弱い」人はアセトアルデヒドを速やかに分解できないので、少しのアルコール量でも酔ってしまいます。これは生まれつきの体質からくるものです。例えば、注射をする前のアルコール消毒で肌が赤くなる人は「弱い」体質の疑いがあり注意が必要です。

 

体質は遺伝と関係が深いので、両親共にお酒が「弱い」人は、強くなろうと無理にお酒を大量に飲んでも体質は変わりません。ましてや一気飲みなどは厳禁です!
自分自身の体質をよく知り、飲めない人は飲めないなりに雰囲気を楽しむようにしましょう。
また、周りの人もお酒が飲めない人に無理に勧めないようにしましょう!

 

また、飲める人でも二日酔いには気をつけたいものです。
二日酔いは、お酒の種類を問わずアルコール量を多くとり過ぎることにより起こります。
その要因は、アセトアルデヒドが分解しきれず体内濃度が高くなることと、アルコールの利尿作用を受けて体内の水分を排出するために脱水症状が起きたり、胃の粘膜を傷めたりするので、頭痛や胸焼けなどの症状が表れるのです。

 

色々なお酒を代わる代わる飲む「チャンポン飲み」にも注意が必要です。
「チャンポン飲み」は全体の量が分からなくなりやすく、つい飲み過ぎてしまうのです。できるだけ同じ種類のお酒を、ゆっくり飲むようにしましょう。

 

なお、成長期である未成年者は、アルコールを分解する能力が成人に比べて未熟です。
お酒を飲むことで脳や性ホルモンを作り出す臓器の機能が低下するなど、発育中の身体に悪影響があるのです。

 

お酒は20歳になってから飲みましょう!

野菜系飲料」は人気のある飲料の一つです。
最近ではこの飲料を「野菜不足を補うため」に飲む方が増えています。
ところで、この「野菜系飲料」は本当に野菜の代用になるのでしょうか?

 

答えは・・・・・・ 残念ながら、野菜の代用にはなり得ません。
「野菜系飲料」の本当の姿は「果実・野菜ミックス・ジュース」だからです。

 

ネーミングも絵柄も、いかにも野菜ジュースのように見えますが、缶の表示をよく見てみると….「果汁80%、野菜汁20%」とか、「果汁50%、野菜汁50%」と書かれているものがかなりの割合を占めています。これでは野菜汁が半分かそれ以下ですから、野菜成分はそう期待はできません。「嗜好飲料」と考える方がよいですね。

 

では、「野菜汁100%」のトマトミックスジュースやにんじんジュースはどうでしょうか。
これらは確かに野菜汁100%ですが、本来の野菜成分すべてはそのまま含まれているわけではないのです。
野菜の「しぼり汁」なので、食物繊維はかなり取り除かれてしまいますし、加工時にビタミンやミネラルも損失される可能性があるからです。

 

以上のことからも「野菜成分は野菜からとる」ことが一番です。

 

 

野菜は生で食べる他に、炒めたり茹でたり煮物にしたりと、それぞれの野菜に適した調理法でバリエーション豊かなメニューを楽しむことができます。
生でたくさん食べることは難しいのですが、塩もみしたり加熱することでカサが減り食べやすくなります。
また、スープ煮や鍋料理など汁ごと食べられる料理では野菜の栄養成分を無駄なくとることができます。

 

野菜は「野菜系飲料」に頼らず、色々工夫して美味しい野菜料理にチャレンジしてみませんか?

vol.2 「チョコレート」

2012年3月9日 16:37

2月14日はバレンタインデー!
バレンタインデーといえば『貯古齢糖』ですね。
いきなり漢字でびっくりされたかもしれませんが、これでチョコレートと読みます。

 

 

●チョコレートとは
チョコレートと、はカカオの種子から得られたカカオマスに、砂糖やココアバター、乳類を混ぜて固めた食品です。
チョコレート製品は成分組成によって、
・チョコレート
・準チョコレート
・チョコレート菓子
・準チョコレート菓子
に分けられています。

 

一般的なチョコレートの風味で分類すると、
・スイートチョコレート
・セミスイートチョコレート
・ミルクチョコレート
・ハイミルクチョコレート
・ホワイトチョコレート
・チョコレート飲料
があります。

 

●チョコレートの歴史
チョコレートの原料カカオは、マヤ文化やアステカ文化の遺跡から栽培されていたことが発見されています。
16世紀、コロンブスがカカオをヨーロッパに持ち込み、17世紀にはイギリスでチョコレート専門店ができるほど広まりました。
日本には18世紀に長崎へ伝わり、明治に入り国産のチョコレートが製造されるようになりました。

 

●チョコレートの注目される成分
原料のカカオに含まれるカカオ・ポリフェノールは、健康づくりにさまざまな効果があることで注目されています。
カカオ・ポリフェノールは動脈硬化を防いだり、がん予防や抗ストレス作用が認められています。
また、チョコレートにはカルシウムやマグネシウム、鉄、亜鉛といったミネラルがたくさん含まれています。

 

ただエネルギーが高いので、とりすぎないように注意が必要です。
じょうずにとって、健康づくりに役立てましょう!

vol.1 「節分」

2012年3月8日 16:40

●節分てなぁに?
古代中国で作られた作物を育てる季節区分法「二十四節気」において、季節が移り変わる立春・立夏・立秋・立冬の前日を「節分」と読んでいました。
それが、時代と共に春だけに用いられるようになり、現在では立春の前日の名称だけが残ったのです。新暦では、2月3日~4日ごろにあたります。
俗に年越し、年取り、追儺(ついな)と呼ばれ、神社仏閣をはじめ一般家庭では、豆をまいて鬼を追い払い、福を招き入れる行事を行います。
日本では古く、文武天皇のころ西暦706年(慶雲3年)に疫病が流行し、農作物も不作続きで多数の死者が出ました。そこで天皇は、国民の平和を願ってお経を読み、仏に祈りました。さらに、悪い病気や不作を鬼の仕業として豆をまいて追儺式(ついなしき)を行い、災いを追い払いました。旧暦では新年を迎える行事として、節分の儀式の名残で豆まきが行われるようになっています。

 

●豆まき
多くの家では「福は内」と言って内(家の中)に向かって豆をまき、「鬼は外」のかけ声で鬼に扮したお父さん(?)に向かって豆を外にまきますよね。地域や家庭によっては、鬼を立てずに家の内と外にまいたりもします。
鬼は、人の心の中にあると考え、怒っていたり悪いことをしたりするのは心の中の鬼がさせるとも言います。豆をまいて鬼(邪気や災難)を追い払い、除災招福を祈る行事となっているのです。
そういえば、お母さんが怒っている時って、心なしか頭に角が生えているような感じが・・・。

 

 

●節分飾り
外から入ってくる鬼を追い払うのに豆をまきますが、家の入口にはヒイラギの枝に刺したイワシの頭をぶら下げておいたりします。
これは、鬼がイワシの匂いが嫌いで、ヒイラギの枝にはトゲがあるので鬼が恐れると言われ、鬼よけ(邪気払い)になるといわれているからです。
地域によって干物イワシだったり、生イワシや焼きイワシだったりするようです。
臭い匂いも気になりますが、鬼だけでなくネコにも注意して下さいね。

 

●恵方巻
恵方巻(えほうまき)は、節分に食べると縁起が良いとされる巻き寿司、またはそれを食べる風習のことを言います。別名「恵方寿司」と呼ばれ、まるかじりして食べることから「丸かぶり寿司」や「丸かじり寿司」とも呼ばれます。
巻き寿司は「福を巻き込む」ことからきており、切らずに丸かじりするのは「縁を切らない」という意味が込められ、また、七福神にちなんで七種類の具材が使われています。

 

●恵方巻の発祥
江戸時代末期に大阪の船場で行われた、商売繁盛の祈願が由来とされる説がありますが、定かではありません。
また豊臣秀吉の家臣である堀尾吉晴が、節分の前日に巻き寿司のようなものを食べて戦に出陣し、大勝利を収めたという故事にあやかったという説もあります。いずれにしても縁起が良いのは、確かなようですね。
恵方巻を食べる風習は、一度は廃れたものの、1973年に大阪海苔問屋協同組合が作成したポスターを寿司屋が共同で店頭に張り出し、海苔を使用する巻き寿司販促キャンペーンとして広まりました。
現在では、コンビニの販売戦略により全国展開されるようになり広く普及してきました。関東地方の認知度も50%を超えるようになったそうです。

 

●恵方と恵方巻の食べ方
「恵方」とは、陰陽五行説でその年の干支によって定められた最も良い方角のことで、その方向に方位神である歳徳神(としとくじん)の吉神様がいるとされています。
「恵方巻」は、節分の日の夜にその年の恵方に向かって、目を閉じてひと言もしゃべらず、願い事を思い浮かべながら太巻き寿司を丸かじりするのが習わしとなっています。

 

今年の恵方は「西南西」!
ぜひ今年はおうちで、正当派の節分を過ごしてみてはいかがでしょう。